ノコギリヤシエキスには前立腺肥大の改善効果があるって本当?

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前立腺肥大症ってどんな病気?

前立腺肥大症ってどんな病気?

前立腺という臓器は男性生殖器官の一つで、膀胱の下部にあります。だいたいクルミ大の大きさと言われ、その中を貫くように尿道が走っています。前立腺肥大症は前立腺の内側が腫れて大きくなる病気で、腫れた前立腺が尿道を圧迫することで排尿障害が起こります。その腫れの部分である線種は数十gであることが多いようですが、中には100gを超すほどの大きさになる場合もあるようです。

前立腺肥大症はその症状の現れ方によって、3段階に分けられます。

第1病期 膀胱刺激期
尿道に違和感がある、排尿に時間がかかる、尿に勢いがなくなった、尿意を感じるとトイレまで我慢できない、夜間に3回以上トイレに行くなどの症状がみられる時期です。
第2病期 残尿発症期
さらに前立腺の肥大が進むと膀胱内に尿が残り、残尿感が出ます。膀胱に尿が残ることで細菌に感染しやすくなったり、膀胱結石ができやすくなったりします。さらには血尿が出ることもあります。
第3病期 完全尿閉期
前立腺の線種がさらに大きくなると尿の排泄が困難になり、膀胱が拡張し、尿が常に溜まっている状態になります。そうして残尿量が300~400mlを超えた膀胱からは、常に尿が少量ずつもれ続けるようになります。そうなると腎機能にも異常をきたし、とても危険な状態です。

前立腺肥大症の原因

前立腺肥大症の原因

前立腺肥大症の原因については、実はよくわかっていないようです。ただよく言われている原因として、糖尿病や高血圧、脂質異常があげられます。他にも肥満体形でメタボリック症候群と診断される人に多いようです。そして前立腺肥大症のもっとも大きな原因と言われているのが、男性ホルモンの乱れによる影響です。前立腺肥大症が若い人には少なく加齢とともに増加するのは、中年以降でホルモンのバランスが崩れるためではないかと考えられています。

前立腺肥大症を心配して病院に行った場合の検査では、まず前立腺がんの除外診断から始まります。血液検査で前立腺の腫瘍マーカー(PSA)の値をチェックします。また排尿のトラブルがあるからといって前立腺肥大症とは限らないため、腹部エコーや尿検査、血液検査などの検査を行います。そして前立腺肥大症が疑われた場合には、国際前立腺症状スコア(IPSS)と呼ばれる質問票を使って病気の程度を測る場合もあるようです。腫瘍マーカーの結果、前立腺がんの疑いがある場合には肛門から指を入れて触診する、直腸内指診が行われることもあります。こうして病院で様々な検査を受けることになる前に、自分でできる予防策は講じておきたいですね。

前立腺肥大症にノコギリヤシが効果的なワケ

前立腺肥大症の最大の原因は、男性ホルモンの影響と言われています。そこには科学的な根拠があるようです。

男性ホルモンの1つにテストステロンがあります。そしてテストステロンが5αリダクターゼ酵素により変換されたホルモンが、ジヒドロテストステロン(DHT)です。DHTは人が胎児のころに男子として発育するために重要な働きをし、男性性機能の発達には欠かせないホルモンです。そしてDHTは受容体との結束力がテストステロンの10倍とも言われ、強力に作用します。

30歳頃をピークに体内のテストステロンは減少していきますが、それを補うようにテストステロンと5αリダクターゼ酵素が結合してDHTが作られます。これが前立腺にはとても刺激が強く、肥大化させて線種を作り出してしまうようなのです。

ノコギリヤシには5αリダクターゼ酵素の働きを抑え、DHTの生成を阻害する効果があります。さらには炎症を抑える作用もあるため、前立腺肥大症の治療に役立つとして医療の現場でも注目を集めています。

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