ノコギリヤシサプリの正しい選び方と効果的な飲み方

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ノコギリヤシ「オイル」と「粉末」の違い

ノコギリヤシ「オイル」と「粉末」の違い

ノコギリヤシエキスには「オイル」と「粉末」の2つのタイプがあります。オイルタイプはオリーブオイルやごま油と同じく、植物であるノコギリヤシから抽出したオイルです。そして粉末タイプは、そのオイルを加工して粉末状にしたものです。これはサプリメントの成分表示を見たときに「ノコギリヤシエキス」と表示されているものはオイルタイプ、「ノコギリヤシエキス末」と書いてあるものは粉末タイプと判断できます。

「ノコギリヤシエキスの入ったサプリを試したけど、効果がなかった」という人は、もしかすると“粉末タイプ”のノコギリヤシエキスを飲んでいた可能性があります。実はオイルタイプを選ぶか粉末タイプを選ぶかで、脱毛予防効果にかなりの差が出るようなのです。その理由は、ノコギリヤシに含まれる脂肪酸と植物ステロールの量に関係しています。ノコギリヤシエキス末と表示される粉末タイプは、サプリメントを製造するうえで何らかの効率的メリットがあるのかもしれませんが、粉末にすることで成分の含有量が激減するのです。

オイル320mg=粉末800mg

ではオイルタイプと粉末タイプでは、どれぐらいの成分量の差があるのでしょうか。5αリダクターゼ酵素を抑制して脱毛を予防するノコギリヤシの成分は、脂肪酸と植物ステロールです。アメリカで行われた調査によると、ノコギリヤシのタイプによって脂肪酸と植物ステロールの含有量は、こんなにも違うことがわかっています。

僕がおすすめする主要5種のサプリについて、上記成分の有無を表にまとめてみました。

脂肪酸 植物ステロール
オイルタイプ
7種類の平均
908.5mg
(含有率90.0%)
2.04mg
(含有率0.2%)
粉末タイプ
5種類の平均
179.6mg
(含有率18%)
0.42mg
(含有率0.04%)

一説によると粉末タイプの脂肪酸含有率は45%とも言われていますが、いずれにしてもオイルと粉末では、有効成分の含有量に大きな差があるようです。

そしてこのサイトの「ノコギリヤシサプリの正しい選び方と効果的な飲み方」ページで紹介しました1日の摂取量目安である320mgというのは、脂肪酸含有率90%のオイルタイプを基準としています。そのため粉末タイプで同じ効果を得ようとした場合、脂肪酸含有率が45%程度だとしても700~800mgの摂取が必要になるのです。

オイルの抽出方法にも注目!

オイルの抽出方法にも注目!

ノコギリヤシの実は固く、手でむいて食べられるようなものではないようです。そのため原産地のインディアンたちは、実を乾燥させてすり潰したものを食べていたと言われています。ノコギリヤシを日本で手に入れる場合はエキスとして加工したものになりますが、より高い効果を得るには抽出方法にもこだわるべきです。より純度が高く、有効成分の効果がいかんなく発揮できる抽出方法が「超臨界抽出法」です。

臨界抽出法とは、物質に特殊な圧力を加えて温度を上昇させることで、分子を「液体」と「気体」の両方の機能をあわせ持つ「超臨界流体」に変化させて、有効成分を純度の高い状態で抽出する方法です。超臨界抽出は、熱に弱い成分やコーヒーなどの香気成分、ハーブなどの精油の抽出に活用されています。この方法により、ノコギリヤシに含まれる脂肪酸や植物ステロールなどの有効成分を損なうことなく、また酸化もされずにエキスを抽出できるのです。

しかし、すべてのノコギリヤシサプリメントが臨界抽出法でエキスを抽出しているわけではありません。中にはアルコールでエキスを溶かして抽出し、酸化防止剤や安定剤などの添加物を入れているものもあります。これではノコギリヤシ本来の良さが損なわれてしまうため、はっきりと「臨界抽出法」と記載のあるものを選ぶといいでしょう。

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